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ダイアン35は女性用のニキビ治療薬として、1987年に認可された医薬品ですが薬剤に含まれているホルモンが避妊にも効果があるとして低用量ピルとしても服用されています。これには黄体ホルモンが大きく関係していますが、生理前になると黄体ホルモンの量が上昇し始め皮脂分泌を活発化させるためニキビができやすくなります。

黄体ホルモンの働きを抑えるため、肌トラブルを改善することができるのがダイアン35です。脳下垂体がダイアン35に含まれているホルモンをキャッチして、卵胞を熟成させているホルモン分泌を抑えながら排卵を起こさないようにしています。ピルに含まれている卵胞ホルモンや黄体ホルモンが、体の中にある2種類のホルモン量を調節していきます。

これにより卵胞が成熟することなく、排卵を抑制することができます。ピルを正しく服用することで100%の避妊効果を得ることができるだけではなく、ニキビ予防や生理痛・子宮内膜症の緩和に対して効果を発揮します。ニキビは皮脂腺の慢性的な炎症ですが、皮脂腺から分泌されている皮脂は毛穴から排出されています。何かの原因で角質が増殖すると皮脂が外へ排出しきることができず、毛穴が詰まってしまいます。

詰まってしまった皮脂は酸化されアクネ菌が増殖しますし、そこから炎症が悪化した状態をニキビと呼びます。紫外線が当たることで活性酸素が発生しますが、それは炎症を悪化させますしメラニン色素の生成を促しながらシミを作る原因にもなります。炎症が治まっても跡が残ったりや色素沈着を起こすので、できるだけない方が良いです。皮膚科に数ヶ月通ったとしても、ニキビが全く改善しなかったということがありますが、一般の皮膚科で治療ができるのは軽症のニキビだけになります。炎症が進めばビタミン剤や抗生物質などでは効果は出ず、このような頑固な状態でもダイアン35であれば効果を発揮します。

ピルを服用するホルモン療法のメリットは、効果が全身に及ぶことでニキビがたくさんあっても、広い範囲にあっても1日1錠服用するだけで効果があります。ピルを用いて女性ホルモンをコントロールしながら、ニキビができにくい肌質に変えていくことが基本です。軽症のものであれば1ヶ月以内に治りますが、メイクで隠しきれないほどの重症のニキビは完全に症状が落ち着くまでには3ヶ月ほどかかります。炎症がそれでもひどい時や跡をさらに綺麗に治したい人は、必要に応じて他の治療をプラスしていきます。